わたしが子宮外妊娠で受けた手術は「腹腔鏡手術」でした。
この手術のときに受けた説明を、手術説明書・同意書をもとに書きたいと思います。
この経験をもとに書いています
- 当時27歳、はじめての妊娠で子宮外妊娠になる
- 生理が遅れて16日目に倒れ、死にかける
- おなかの出血量は1600gで、輸血寸前でした
子宮外妊娠の腹腔鏡手術について
手術を同意する際に、先生から手術内容をまとめた書類をいただきました。
そこに書かれていたのがこちらです。
手術内容
病名 | 異所性妊娠(子宮外妊娠) |
病状 | 右卵管に胎嚢が認められます。 このまま胎嚢が大きくなると卵管で破裂する危険があり、その場合には腹腔内に大量出血を起こす可能性があります。 手術が必要と判断されました。 |
手術名 | 異所性妊娠手術 |
術式 | 腹腔鏡下右卵管摘出術 (状況によっては開腹手術) |
手術予定時間 | 2時間 |
麻酔方法 | 全身麻酔 |
輸血の有無 | 輸血の可能性は低いですが、大量出血の場合は行います |
手術方法 | 全身麻酔後おなかに3,4か所(5㎜~数㎝)のキズをつけ、胎嚢および右卵管を摘出します |
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この手術を受けなかった場合
手術を受けなかった場合、胎嚢が成長し大きくなり、卵管が破裂・大出血をおこす危険があります。
(大出血をおこし亡くなるかたもいます)
ようするに、この手術を受けないという選択肢はありませんでした。
ほかの治療法
腹腔鏡手術の提案を受けましたが、他にはもうひとつ手術方法がありました。それは開腹手術です。
よって、わたしに与えられた選択肢はこの2つでした。
- 腹腔鏡手術
- 開腹手術
開腹手術のメリット・デメリットはこちらです。
開腹手術のメリット・デメリット
メリット
- 病院の標準手術式であるため、医師・スタッフが慣れている
デメリット
- 腹腔鏡手術とくらべ傷が大きくなる(10㎝程度)
- それに伴う疼痛、社会復帰が遅れる
先生からは「腹腔鏡手術のほうがいいですよ」と言われました。からだの負担を考えると腹腔鏡のほうがいいからですね。
実際、お医者さんの薦めるがままに腹腔鏡を選んでよかったです。
手術を受け 1㎝ほどのキズが4か所できたのですが、それだけでもかなり痛かったからです。これが開腹だったらと考えると、かなり恐ろしいですね…。
キズが痛くてつらかった日記はこちらに書いています↓
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子宮外妊娠の腹腔鏡手術、結果
先生に手術時のからだの様子などを教えてもらいました。
所見(先生より)
腹腔内に出血1600g認められました。右卵管は腫大しそこから滲出性に出血が認められ、右卵管のみ切除しました。
→くわしく聞いたところ、手術時右卵管は破裂していてちょろちょろと出血していたそうです。
その状態が長時間になってしまったため、最終的に出血量が多くなったと言われました。
出血量は先生の想像より多かったそうです。
病理検査の結果
摘出した卵管を検査してもらい、ほんとうに子宮外妊娠だったのか見てもらいます。
術後3週間程度で判明しますと言われ、結果はやはり子宮外妊娠でした。
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