子宮外妊娠になって感じたことがあります。
それは「子宮外妊娠の判断は難しいのではないか」ということ。
どんな感じで判断が難しいんだろう?という疑問に、私の体験談からお答えします。
この経験をもとに書いています
- 当時27歳、はじめての妊娠で子宮外妊娠になる
- 生理が遅れて16日目に倒れ、死にかける
- おなかの出血量は1600gで、輸血寸前でした
子宮外妊娠は判断が難しい
まず、子宮外妊娠の判断が難しいと思った理由ですね。
それは2人の先生がわたしのからだを「まだ治療しなくても大丈夫」だと判断したことです。
(実際はかなり危険な状態に近づいていました)
そのときの様子をくわしく説明します。
※決して先生方を悪く言いたいのではなく、判断の難しさを知ってもらいたいです。
受診日のながれ
- 個人の婦人科受診
↓ - 総合病院の婦人科受診
↓ - 即入院
個人医院の先生
まず正常妊娠だと思っていた私はちかくの個人医院を受診しました。
すでにこのとき、体は危険な状態に近づいていました。即日入院しなくてはいけない状態です。
しかし先生からは「入院は明日でいい?」と言われたのです。
その理由は、当日入院できるか分からないから。要するに「まだ急いで治療しなくても大丈夫」と判断されたのです。
このまま「わかりました~」なんて言って帰宅していたら、翌日病院に向かう途中で倒れたかもしれません。
(実際、次の日の午前10時過ぎに倒れました)
そのときの日記はこちら↓
-
参考【体験談】子宮外妊娠の手術日|卵管破裂し激痛・失神(6週2日)
続きを見る
わたしは本能で危険を感じたのか「今から総合病院で診てもらいたいです!」と先生にお願いし、総合病院に電話で問い合わせてもらいました。
そのおかげで、このあと総合病院の受診が決まりました。
総合病院の先生
個人医院でもらった紹介状を持ち、次は総合病院へ移動しました。
ここではまずベテランそうな先生の診察後、他の先生が主治医になりました。
そして次の日の手術当日、わたしは朝イチで手術しなければならない体になっていました。
しかし朝の診察をしたときに、予定通り夕方からの手術と言われてしまいました。
理由は、出血は見られたけどそこまで緊急ではないから。
しかし手術後に「ほんとは朝イチで手術しないといけないくらいだった。
そうしていれば、もう退院できていたし出血も抑えられた」と言われました。
本音では、早く手術できるならしてほしかったです。でも先生が悪いというより、判断が難しいかったのでは?と思っています。
さいごに
この記事で2人の先生のことを悪く言いたいわけではありません。
もちろん他の先生が診ていたら緊急性に気付いてもらえた可能性はありますが、「たられば」を言っても仕方ないです。
子宮外妊娠の死亡事例を確認すると、先生の判断が悪かった内容も見受けられました。
わたしたち患者は先生の意見に従うしかありませんが、少しでも知識を持ち、自分のからだは自分で守れるようにする必要があると感じました。
自分のからだを知ること
また、子宮外妊娠の多くは性感染症のクラミジアが原因です。
検査キットは3000円~ですが、子宮外妊娠になりお金も時間もロスすることを考えると、検査することは将来への投資になります。
検査項目によっては不妊のリスクも知ることができるので、気になるかたは検査してみましょう。
自宅・匿名でかんたんに検査できるキットも出ています。
こちらもおすすめ
-
【体験談】子宮外妊娠では検査薬陽性?エコーを受けて夢が壊れる
続きを見る