日記

【体験談】子宮外妊娠でカウンセリングを受ける|いい意味での他人

子宮外妊娠になったことは、簡単に受け入れられません。

毎日泣いてばかりおり、このままではどうにかしてしまいそうでカウンセリングを受けることにしました。

病院専属のカウンセラーさんで、次の日の予約を取ることができました。

 

この経験をもとに書いています

  • 当時27歳、はじめての妊娠で子宮外妊娠になる
  • 生理が遅れて16日目に倒れ、死にかける
  • おなかの出血量は1.6Lで、輸血寸前でした

 

子宮外妊娠の手術後、カウンセリングを受ける

昨日は1日中泣き、少しは楽になれたのかもしれません。日中悲しくなる時間が減った気がします。

カウンセラーさんには話を聞いてもらうだけでもいいし、薬を処方してもらってもいいよって。

家族でも友達でもない人に話せば気持ちの整理がつく気がして、お願いしました。

 

なにを相談したいのか

カウンセリングを受ける前に、いま自分はなにが一番辛いのか、赤ちゃんに対してどう感じているのか、もう一度考えてみました。

私の考え方は、日が経つごとに変化しています。手術は突然決まり、心の準備もないまま赤ちゃんはいなくなってしまいました。

手術をした直後はまだ事実を受け入れられず、体が快復していくにつれて、赤ちゃんと向き合うようになります。

はじめは「どうして私なの?」と、同じ病棟にいる幸せそうな妊婦さんを見てつらかったです。

時々聞こえる赤ちゃんの泣き声は、耳をふさいでも聞こえてきました。

とにかくこの病棟にいること自体が、つらくて仕方なかったです。

そして赤ちゃんに対してなにもしてあげられなかった無力さを感じ、心の中で謝り続けました。

妊娠検査薬で陽性が出たときの、これ以上にない喜びを思い出しては落ち込みました。

 

実際のカウンセリング

病院には専属のカウンセラーさんがいました。

看護師さんにお願いして予約を取ってもらうかんじです。

その人は優しそうな女性でした。今から話せるんだ(楽になるんだ)と思ったら、1分も経たないうちに泣けてきました。

カウンセラーさんは聞き上手で、30分くらい話したと思います。さいごに「薬は必要?」と聞かれ、とりあえず断りました。

睡眠薬なら看護師さんからもらえるし、精神安定剤をもらっちゃうとそれに頼ってしまいそうで…

つぎの予約を入れて、カウンセリングは終わり。後日談ですが、つぎのカウンセリングは断りました。

この1回のカウンセリングで、自分なりに気持ちの整理ができたのかな?と思っています。

いい意味で他人のカウンセラーさんだから、楽になれました。

 

術後の検査でのはなし

出血がひどかったわたしは、傷の具合と子宮の確認、採血結果(貧血)を診てもらいました。

異常はなく、貧血の経過も良いとのことです。

 

一通りの説明を受けたあと先生は「まだ退院まで時間がありますから、なにか気になることあったら聞いてください」と言ってくれました。

私が気になるのは、自分のからだのことではく赤ちゃんのこと。

退院してしまえば詳しいことは聞けなくなってしまうので、少しでも赤ちゃんとのお別れのために聞けることは聞きたいなと思いました。

 

久しぶりに外の空気を吸う

日中、外の空気が吸いたくなって外に出ました。久しぶりの外の空気。

ひんやりとした風が気持ちよくて、5分くらい外にいました。

ちなみにまだ貧血はひどいです。

看護師さんに「散歩中、何かあったら助けを呼んでね」と言われていましたが、とりあえず大丈夫でした。

産科病棟へ戻ると、散歩中には聞こえなかったあかちゃんの泣き声が聞こえます。

以前よりは敏感に反応しなくなったけど、幸せそうな夫婦があかちゃんを抱いている姿はまだ見られません。

この日は本に集中できたおかげで、うまく気を紛らわすことができました。

 

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